※こちらの記載は多くの情報を簡単にまとめたものです。

エゴグラムは、一概にどれが良いというものはありません。 現在の自分自身の心の状態を測る、参考ツールの一つとして活用してみてください。 エゴグラムについてより詳しく知りたい方は、様々な書籍やサイトがございますので、ご覧になってみてください。参考URL http://ta.direct-comm.com/

 

● エゴグラムとは

 エゴグラムとは… エゴグラムは、交流分析理論を確立したアメリカの精神科医エリック・バーン(Eric Berne)の弟子、J・M・デュッセイ(J.M.Dusay)が考案した自己分析テストです。交流分析では、人の心(自我状態)を大きく3つ(P,A,C)に分類しています。P(Parent)は「親」、A(Adult)は「大人」、C(Child)は「子ども」の心です。さらにPは、厳格な親の心(CP)と保護的な親の心(NP)に、Cは、自由な子どもの心(FC)と従順な子どもの心(AC)に分類されます。この5つの心の状態を、人は時と場合によって、行ったり来たりしながら感じたり行動したりしていると言われています。

 

● エゴグラム質問票&グラフ表 PDF ※印刷等してお使いください。

 

● 解説 CP・NP・A・FC・ACの各項目は、以下をあらわしています。

項目 種別 +の性質 −の性質
P(親の自我状態) CP(批判的な親)
厳しい父親のように社会のルールを守らせ、従わないときには罰してでも従わせる心。
職業イメージは、規則やルールを守る仕事、警察官や消防官など。あるいは法務関連や法関係の公務員なども向いているかもしれません。
責任感が強い
秩序を守る
道徳的など
批判的
排他的
頑固など

NP(養育する親)
優しい母親のように寛容で、許し、保護し喜んで世話をやく心
職業イメージは、接する人と良い人間関係を作ることが出来るので、人を育てる、癒す、そんな仕事がむいているでしょう。他人のために自分を犠牲にして尽くすことが自然にできます。

つまり、介護関連の仕事・保育士・看護師、営業職や接客などのサービス業も向いているでしょう。
思いやりがある
保護的
世話好きなど
過保護・過干渉
おせっかい
相手の自主性を奪うなど
A(大人の自我状態)

A(落ち着いた大人)
感情に流されない、理性的・知性的な心
ほぼ、どんな仕事でもこなせるでしょう。何でも出来る万能選手です。自己管理、組織管理、計画・計算、どれも正確にそつなくこなします。仕事が速く、無駄が少ない、いわゆる『仕事が出来る人』です。逆に創造性を発揮するとか、芸術性を求められる仕事は苦手かも。

職業イメージは科学者・研究者
判断力がある
理性的・知性的
合理的
打算的
無感情
冷たいなど
C(子供の自我状態)

FC(自由な子供)
感情や欲求をそのまま表現し、好きなことに熱中する心遊びに夢中になっている元気で健康的な子供のイメージ 創造性を発揮する仕事、芸術的な仕事、自分の内面から湧き出てくる感性を大事にする仕事が向いているでしょう。自分が楽しむことで周囲の人も楽しませますので、接客や営業職も向いています。
つまり、デザイナーや芸術家など、営業職や接客などのサービス業、NPと組み合わせれば良い介護士さん、保育士さんや看護師さんになるでしょう。

逆に単調な仕事とか興味の湧かない仕事は能率が著しく下がることもあるかもしれません。
自由奔放
好奇心旺盛
直観力・創造(想像)性

自己中心的
わがまま
感情的

AC(従順な子供)
環境に自分を合わせ、大人の言いつけに従う「いい子」の子供の心ACが高い人は、自分を抑え、無理して周囲に合わせている傾向大 チームや集団で行う仕事なら、ほぼどんな仕事でも出来ます。特に、目立たないけどコツコツやらなければいけない仕事などは得意分野です。

逆にリーダーシップを発揮したり責任を背負ってやる仕事は苦手かもしれません。
協調性
他人を気遣う
従順
自主性に乏しい
我慢してしまう
敵意を隠す

 

● グラフの見方について
1.出来たグラフから、以下を見ていきます 。
  @一番高いエネルギー(項目)はどれでしたか?(例:Aが高い)
  A優位タイプの基本性質を見てみましょう(例:CP、NPがFC、ACより高いので、全体的にPが優位)
  B一番低いエネルギー(項目)はどれでしたか?(例:ACが低い)
  CAの大きさはどうでしたか?(Aがその他全てよりも高い=充分に高い)
2.折れ線グラフの『形』をみる
  次の例の中から、あなたのタイプを探してみましょう。

「への字型」になった貴方は、優しく思いやりがあるので、日本人としての人間関係においては理想に近いタイプです。
円満タイプと似ていますが、暖かみより合理的な考えを重視します。
冷静で客観的な長所を持ち、欧米では理想的なタイプと言われています。
「N字型」は自分を犠牲にしてでも、人に対してやさしくし、気配りが出来るタイプです。
ただ『察する』ことを大事にする為、自分が疲れてしまうことが多いでしょう。
「逆N字型」の人は、自他ともに厳しいタイプです。
仕事でリーダーシップをとったり、責任感も強いのですが、人の気持ちより自己主張を優先していまうので、対人関係でトラブルが起こる事もあります。
「V字型」「U字型」の人は、自分にも他人にも厳しく、ストレスを抱え込むタイプです。
こうあるべきという考えを持っていても、それを言えず、自分を責める時が多いので悩みが絶えません。また客観性よりも主観性が強い為、人間関係も苦労します。
「逆への字型」の人は、自他ともに否定しやすく、あまり人には好かれません。
『許す』ことがなかなかできないので余裕もなく、一人で悩みがちです。
「W字型」は、几帳面で真面目。完全主義の人が多く、また、こうあるべきとの思いと現実のギャップに悩むタイプです。頭が良いだけに、しょうがないと諦めることも出来ず、人や自分を責めてる事も多くうつ病にもかかりやすいので、少し自由奔放さが必要です。
「M字型」は明るく楽しい人が多いようです。比較的ストレスもたまりにくく、自ら楽しめるタイプです。ただMの角度が急な場合は、ワガママとよばれる場合もありますので注意が必要です。
左が一番高く右下りの場合は、頑固な人が多いですね。正義感も責任感もありますが、あまり融通が利きません。『上から目線』だったり、怒りやすい性格で、反発を受けたりします。ストレスもたまりがちです。
9とは逆に、左が一番低く右上がりの場合は、大人しく、人に気も遣いますが、リーダーシップをとったり、面倒見とかは苦手です。
自信を持てずくよくよと悩むことも多いタイプです。

 

3.Aを基準として、その他(CP・NP・FC・AC)の位置を見る
 Aはコントロールを司るコンピューターの役割でもあるため、Aよりも低い位置にあるものは、アダルトとしての自我でコントロールできていると考えられます。逆にAよりも高い位置にあるものは、自身でコントロール出来ていないと考えられます。
 例1:AよりもCPが高い→CPの−特徴(批判的・排他的・頑固)が出やすい
 例2:AよりもACが高い→ACの−特徴(自主性に乏しい・我慢してしまう・敵意を隠す)が出やすい


 エゴグラムのグラフの中で、一番高い部分は、何か問題が生じた時やストレスが高くなった時、自分が一番反応しやすい自我状態と考えられます。反対に一番低いところは、心がエネルギー不足になっている部分と言えます。エゴグラムは各人の個性を現すもので、性格の良し悪しを判断するものではありませんし、グラフの形は常に同じではなく、年齢やシチュエーションなどによっても変わってきます。ただ言えることは、自分のエゴグラムの特徴を理解し、ほかの人との違いを認め、自分の行動様式を変えていくことで、対人関係を改善することができるのではないでしょうか。
 このエゴグラムの結果から何らかの『気づき』が得られたと思っていただければ幸いです。